妻への告白(その2)
昨日、妻に告白しました。
自分がうつ状態であることを。
しかし、その反応は淡泊でした。
以前から、イライラして子供にあたっていたから、仕事でうまくいっていなかったことをすでに知っていたそうです。仕事に興味を持っていた時期から比べて、何か投げやりになっていたようです。
前は、仕事が好きなほうだったので、残業もいとわずやっていました。残業してもモチベーションが下がることはありませんでした。しかし、最近は
- ぼちほちやるよ
と何か、気の抜けたような感じだったそうです。
妻の観察眼は、おそるべしというか、いつも接しているので、わかるものなのですね。また、以前から管理職になれないことを嘆いていたので、それもあったみたいで、心配されたのは
- 管理職になれないことよりも、仕事に興味を持たなくなったのが心配
とのことでした。なるほど。当事者目線だと、管理職になれないというわけでヒエラルキーの悩みにもがいていたのですが、結局は、しごとがうまくいっていないことに対して、もがいていたようです。
管理職への昇進は、私たちの世代では当たり前のことで、当然ある一定の年齢以上であれば、そうなっているべきものという「思い込み」があります。
もちろん、現在はそのようなことはなく、いろいろ、多種多様な働き方がありますが、一定数の人はこのような考え方に共感するのではないでしょうか。
逆を言えば、いい年してなんで管理職じゃないんだよ!と思われていると、被害妄想になるひとも、一定数いるということを意味していると考えます。(今までの延長であれば。)
これを踏まえると、今の時代にかこつけて、管理職にならないで生きていこうかな、と自分を慰めたりしていました。
妻は続けます、
- しごと、今まで一生けんめいやってきていたのだから、少し離れれば、と
んー、達観しているというか、そうできないで反対されそうだったのに、経済的にどうするのか!なんて、喧々諤々になるのかと想像していいたので、まるで肩透かし。
まあ、そうだよね。仕事休んでも、バチは当たらないよね。
これまで自分なりに一生けん命やってきたつもりだし。
うじうじ考えても始まらないし、とにかく休もう。
休もう。休んでみよう。
妻はまた続けます。
- いつから休めるのかな。幼稚園の送り迎えを頼みたいんだけど。
と。なんと、楽観的な。でも、そんな楽観的な妻だからこそ、私の鬱を許容できるのかもしれませんね。なんて考えながら、筆をおいてみるのでした。
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この日記は、うつ病からの回復の記録(になるはず)です。
そして、他にも苦しんでいる方への励ましになればとも思いますが、そのような大それたことは考えず、まずは自分を見つめなおす一歩になればと思います。